
境港は、日本海や境水道、中海とともに暮らし、船によって人や物、仕事、文化が行き交ってきたまちです。「船ゼミ」では、船大工・美術作家の小川智彦さんとともに、境港とその周辺に残る船を調べ、その形や技術、地域に残る記憶を手がかりに、実際に一艘の木船をつくります。完成した船だけではなく、
調べる。
つくる。
技にふれる。
人の記憶を聞く。
そして、水に浮かべる。
その過程そのものをまちにひらきながら、境港と船のつながりを見つめ直していく取り組みです。
船大工とともに、一艘の船ができるまで。
船ゼミでは、船そのものだけでなく、船が生まれるまでの時間を大切にします。
1|境港の船を調べる
小川さんが、境港とその周辺に残る船を訪ね、形や大きさ、構造を調査・実測します。古い写真や資料、地域に残る記憶にも触れながら、境港の船と暮らしの関係を読み解いていきます。
2|船をつくる
調査した船の特徴や、この地域の歴史・風景を手がかりに、一艘の木造船を制作します。木を選ぶ、削る、曲げる組み合わせる。船大工の仕事を間近で見ながら、少しずつ船が形になっていく時間そのものを共有します。
3|制作の途中をまちにひらく
船づくりの作業小屋を公開し、OPEN DAYやトーク、ワークショップなどを行います。見学だけでも。話を聞くだけでも。木に触れてみるだけでも。専門的な知識は必要ありません。「少し気になる」というところから、船ゼミに関わることができます。
4|完成した船を、水へ。
完成した船は、水へ浮かべる予定です。実際に漕ぐワークショップも行い、船を「つくって終わり」にせず、水辺で使い、身体で境港と船のつながりを感じるところまでを目指します。



今、船づくりが始まっています。
2026年9月、境港市上道町に船づくりの作業小屋が決まり、船の材料となる木材も運び込まれました。木が入り、道具が並び、船大工が立つ。ここから、一艘の船が少しずつ形になっていきます。

今後の予定
9月|船づくりスタート秋の5連休プログラム
10〜11月|船づくり・制作公開、見学やワークショップなど
12月頃|完成・お披露目(予定)
3月頃|船を水に浮かべる、船漕ぎワークショップ(予定)
※日程・内容は変更となる場合があります。最新情報は公式WEB・Instagramでお知らせします。
船大工・美術作家|小川智彦さん
1971年北海道生まれ、京都市在住。2014年に富山県氷見市で日本の伝統的な造船技術を学び、以後、木造和船の制作を続けています。現存する木造和船の調査・実測にも取り組み、地域に残された船の形、技術、記憶を記録。美術作家としても、さまざまな素材を使った作品制作やワークショップを行っています。

船づくりの作業小屋
〒684-0033鳥取県境港市上道町288-1
※駐車スペースが少ないため、お越しの際は、できるだけ公共交通機関や「さかゑシェアサイクル」をご利用ください。
船ゼミに参加する
制作公開、ワークショップ、トークなど、参加できる機会を随時お知らせします。「毎回参加しないといけない」という取り組みではありません。
見に来る。
話を聞く。
少し手伝ってみる。
自分に合う関わり方で、気軽に参加してください。
チラシを見る
船ゼミの内容、日程、参加方法をまとめたチラシをPDFでご覧いただけます。
よくある質問
船づくりの経験がなくても参加できますか?
はい。曲木ワークショップや制作見学など、経験がなくても参加できるプログラムを予定しています。
船の制作そのものを手伝うことはできますか?
船本体の制作は、小川さんが専門作業として進めます。一般参加者が直接行う作業は、曲木ワークショップなどを中心に調整しています。
船の調査や実測に参加できますか?
船の実測は、小川さんが専門作業として行います。調査内容や結果は、制作見学やトークイベント、完成発表などで紹介する予定です。
制作しているところを見ることはできますか?
はい。制作期間中に、見学できる機会やトークイベントを設ける予定です。
子どもも参加できますか?
参加可能なプログラムを予定しています。対象年齢や保護者同伴の条件は、内容が決まり次第お知らせします。
完成した船に乗れますか?
2027年3月に、進水や舟漕ぎ体験を行う方向で調整しています。安全面や定員などを確認したうえで、詳細をお知らせします。
船に関する写真や資料を持っています。提供できますか?
はい。写真、資料、船にまつわる記憶などをお持ちの方は、運営事務局までご連絡ください。
制作場所はどこですか?
境港市花町周辺を予定しています。現在、関係者と調整中です。
お問い合わせ
さかゑリビングラボ運営事務局
株式会社エートス内
TEL|050-3442-4309
MAIL|info@sakae-livinglab.jp
担当|永井
船ゼミは、「さかゑリビングラボ まちなか実験2026」の取り組みの一つです。
さかゑリビングラボは、境港市委託事業『新しい“まちなか”創生ビジョン策定業務』の一環として実施しています。